カテゴリ:いろいろ実験( 44 )


≪ 警 告 ≫
~ 使用後のウエス(綿布)は自然発火する ~

使用した布や脱脂綿,塗膜の砥ぎカスなどそのまま放置すると,空気中の酸素と反応し,自然発火する恐れがあります。
・引火性の液体です
・有機溶剤中毒の恐れがあります


合成漆の説明書を開いてみると,大きく,でかでかと,この断り書きが目に入る。
そうか,自然発火するのか…。

というわけで,ここまで来た私は後戻りすることもできず,いよいよ漆の本塗りに入った。
まず,家中の掃除とほこりの除去。…すいません,これだけで2日かかりました…(爆)。
しかしほこりのできるだけでない環境というのはなかなか難しく,いろいろ悩んだ末,個室でほこりが一番でにくいであろうトイレで作業することに決定(爆)。
その後ほこりのでにくい旦那のウィンドブレーカーを着込み,道具と漆を塗った後に保管しておくダンボールを用意し,いよいよ開缶。
ぴゅわ~~~っと,有機溶剤の香りがトイレ中に立ち込める。
これは長時間作業していると倒れそうだ…。
あわててトイレの換気扇を入れる。

漆の薄め液,漆とも,初めての素材。アイスクリームのスプーンで混ぜていたら,明らかにアクリル絵の具などと比重が違うことに気がつく。なにかこぅ説明しがたいような「重さ」で,思わずうっかり旦那のパーカーに液をこぼしてしまった(爆)。ごめん旦那。
その間も有機溶剤が気化したものは容赦なくトイレ中に広がってゆき,死にそうになりながらとりあえず筆で塗る。
ねっとりと,でも軽く,ゆっくり塗らないと気泡が入る。
均一に塗るには結構それなりに技術がいるようで,トールペイントやっててよかった…とこのときほど思ったことはない。

塗っている途中,はたと気がついた。
私,裏側まで塗っちゃったけど……これってどうするよ。持つところないじゃん(爆)。
ゴム手袋をしながら作業していたのだけど,持っているところからペタペタペタペタ指紋が跡になってゆく。うぎゃーーーー
塗った後ダンボールに入れながら「…底の部分,ダンボールにひっついてはげるだろうな…」と思いながら塗りを終了。
で,その後ものすごく困ったのがその後始末。余った漆をさすがにそのまま流しに流すわけにもいかないし…と,とりあえず水を入れて薄めてみようと思ったのが運の付き。
合成漆,油性でした……(T▽T)。
有機溶剤と油と石鹸と水にまみれながら清掃終了。ほとんど半泣き状態。
手には無数の漆の跡。お願い,かぶれないでくれ…と神様に願いながら経過を待つ。

そして6時間後。恐る恐る箱から出してみたのがこちら
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うぬ,まぁ初回塗りなんてこんなもんだろう…。

それはいいのだけれど,掃除のために使ったキッチンペーパーの処理には困った。
うっかりゴミ箱に捨て,そのまま買い物に行った後,思い出さなくていいのにそのことに気がつき,家に帰ったら火事になっていたらどうしようと胃に穴が開きそうになった(爆)。
幸い火事にはならなかったけど,合成漆,なかなかあなどれません……。

長くなったので本塗りの続きは次号に続く。
今現在,本塗り3回目に突入中。

≪付記≫
ちなみにこの合成漆は一応かぶれないことが判明。
ただ,うるしの薄め液は皮膚につくとかぶれる恐れアリ,とある。
ちなみに私の場合は,すこしだけ,なぁ~~んとなく,ちょっと手の表面がひりっとしたような感じがしました。
で,この手についた漆,なかなかとれましぇん。爪の間に入るのが大変で,一日経ったらなんとかとれたけど,また翌日漆塗りなので結局ずっと手に漆がついてます。
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by satoka07 | 2006-06-09 11:12 | いろいろ実験 | Comments(4)
今回実験に使用するのは以下の三つ。
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前回の「焼いてみる」で使用したあじろ編みのかご,「かなばと紙ひもの違い」でつくったかなばのコースター二つ,ごくシンプルにナチュラルで作ったあじろ編みのコースターの3点。

【下地処理】
1. 下地固め
本当は生漆に素材をしみこませて固めるのだけど,昔は代用品として尿素系接着剤(ユリア)と木工用ボンドを水で薄めた液にくぐらせ乾燥させたらしい。だけど今現在,この尿素系接着剤はホルムアルデヒドが出てシックハウスの原因にもなるということで,どこのホームセンター,ネットでも入手できず。
とにかくがっちがちにするべし…ということなので,今回は柿渋を塗ってみた。上の写真が柿渋をぬったところ。

2. 目止め
① とのこ(木を細かい粉末にしたもの) +柿渋を固めに練ったものをへらですりこむ
② 濡れふきんで拭く
③ 乾いた布でよくふき取る
④ 乾かし,固める

これを二回繰り返す。

まずは一回目。
そもそも,との粉と柿渋を混ぜ合わせるということ自体,初体験。
との粉は本当に細かい,さらさらとした粉末で,ベージュ色をしているのだけど,それに柿渋を入れたら濃い茶色に変色。そして匂いはおなじみの…う○この匂い(爆)。
ピューレ状態になり,ねりねりと練っていると…色,匂い,これってまさに…う○こじゃん…。
死にそうになりながら,カゴにそれを塗りつける。
最初はヘラでやっていたのだけれど,細かい編み目まで塗りつけるためには素手でやるしかなかった。

ひ~~~~~…(T▽T)

涙目になりながら「何をやっているんだろう,本当に,私は」と思いながら,それを塗りたくる。で,とりあえず塗ったところがこちら。
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意外とキレイにできてっじゃ~~ん♪♪
しかし翌日見てみると,細かい無数のひび割れ発見( ̄□ ̄;)。これはちょっとまずいのでは…。

2回目。
仕方ないのでとの粉に柿渋を混ぜたものに,木工用ボンドを微量追加。
しかし,木工用ボンドを混ぜた瞬間,繊維質のようなものがゴロゴロ固まり,とても塗れるようなしろものでない。
だましだまし,悪臭ふんぷんとするなかを塗りたくって乾燥させたものがこちら。
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確かに,一回目よりかひび割れは少なくなったような気がするが,編み目に固まった下地材のダマが編み目の美しさを殺している。編み目近影。
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この段階でかなばと下地材が定着せず,かなば脱落。アディオス,かなば。

乾燥させた後,300番のやすりで研磨。ひび割れにやすりをかけ,下地材の剥落したところにやすりをかけてごまかし,編み目がつぶれて美しくないところは研ぎ出しして,そんなこんなでやすりがけに2時間かかる。
その間もやっぱり「いったい,私は,何がしたいのか…どこに行きたいのか…」と自分に問い続けながらヤスリで研ぐ。これはもう哲学や宗教の世界だわ…。
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この段階でコースターの編み目に入った下地材がボロボロと剥落し,コースター脱落。グッバイ・コースター。とうとうあじろの小物入れ,ひとつが残った。
やすりがけした粉を落ち着かせるために固く絞った布でふき,乾燥。
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3. うるし下塗り液を塗る
蓋を開けると,ぶわ~~っと有機溶剤の匂いがたちこめる。うむ,なかなかすごいぞこれは。
塗りながら,ものすごいスピードで乾燥してゆく事に驚く。透明アクリルニスを原液で塗ってるようなかんじ。
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説明書には「塗ると濡れ色になります」とあるけど,確かに濡れ色だわ…(^^;)。
しかしまぁこれはあの目止めに比べたら物足りないくらいに楽勝楽勝。

……この後,いよいよ本塗りに突入する。
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by satoka07 | 2006-06-07 16:01 | いろいろ実験 | Comments(0)
籃胎漆器(らんたいしっき)とは,竹製品に漆を染み込ませ,何度も漆を重ね塗りした工芸品。主に福岡県久留米市で生産されていて,軽く,強く,美しいところから広く愛用されている。

ということで,ここ1ヶ月,ずっと籃胎漆器について,漆の性質について,漆の塗り方,技法,その他色々調べ上げておりました。今もう漆の沼にどっぷりはまっています。
……深いです(←トリビア風)。

漆はニスとは違い,酵素で固まります。したがって,どんなに時間を置いていても,酵素が働く状況じゃないと絶対にかたまらない。温度と湿度を一定に保ち,ほこりが絶対にたたない環境で,何度も何度も塗りと研磨を繰り返します。
それから最大の問題が「かぶれ」。ちょっと当たっただけでもかぶれるし,患部をこすったら,こすったあとがそのまま広がり,肌の弱い人だったらその近くに寄っただけでも湿疹が出て強いかゆみを感じるらしいです( ̄▽ ̄;)。かゆみは蚊に刺されたように赤く膨らみ,1週間は続きますが,完治したら傷跡はまったく残らない。

というわけで,家にお肌のよわ~~い子供もいることなので,今回は本物の漆,「生漆」は諦め,合成樹脂塗料のうるしを使用することに決定。ということで,今回の研究テーマ名も籃胎漆器の前に「なんちゃって」がついています(^^;)。
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今回使用する漆は黒,鎌倉赤,透明の三色。それに漆の下塗り液も購入(乾燥が早いらしい)。
主な工程は以下の通り。

1. 素材作り
あじろ編みや平編みなど,できる限り平らになるように仕上げる。

2. 下地作り
漆を塗るために,平滑な表面にするために素地を固め,目止めをし,漆の下塗り液を塗る。

3. 本塗り
いよいよ漆塗り。今回塗る予定は5回。
黒(1回) → 赤(2回) → 上塗り(透明に少量の黒 1回)

4. 研ぎ出し
耐水ペーパーで漆を研ぎ出し,きれいに編み目が浮かび上がるようにやすりがけする

5. 仕上げ塗り
透明のうるしを塗る → 研磨

以上です。…いやーほんと,すごいですね(^^;)。
今現在,漆の1回塗りまで進行中です。
長くなったので詳細は次回。
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by satoka07 | 2006-06-07 15:32 | いろいろ実験 | Comments(0)

焼いてみる。

「エコクラフト研究所」の時代から,いつかはやってみようと思っていた実験。
竹工芸の仕上げ,着色工程には「炭化」というものがあって,早い話が熱による炭化で着色する。その場合の炭化着色は温度150~155度,蒸気圧3~5kg/c㎡,時間30~40分。炭化処理のため,弾性や強度がかなり低下する…とある。(資料;『図説竹工芸―竹から工芸品まで』 佐藤 庄五郎 (著),共立出版)
圧力はかけられないので,まぁ天気のいい日にすればいいだろう…と,ふつうにオーブンで焼いてみる(爆)。

---- 予想 ----
☆ 実際はこの温度ではなかなか色がつかないんじゃないか??
☆ 発火して火事になることはないと思うけど,使用している木工用ボンドが発火したり溶解するのが心配

5月22日,気温22度,晴れ時々曇り
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用意したのはホワイトとナチュラルの小物2点。
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天板にアルミホイルを敷き,150度で30分,下の段に入れて焼く。
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万が一のことを考えて,水も用意(笑)。

【加熱開始 15分後】
気のせいか,なんか薬品の匂いがするような…???

【加熱開始 30分後】
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オーブンから出してみると,ホワイトはごくうすく,黄色がかっている。茶は変化なし。
触った感じは少し硬くなっているかな??気のせいかも。

で,これといって変化がなかったので今度は200度で20分,下の段で再加熱。
【再加熱 10分後】
なんか薬品というかビニールの焼けたような匂いがするような??
それから,なんとなく黄色っぽく,うすく茶色っぽくなってきた

【再加熱 15分後】
なんか匂いのせいで頭がくらくらしてきたような?
でもこれはただ単に昼食の腐ったトマトのせい??
色はかなり褐色みをおびてきた。裏側はどうなってるんだろう…。

【再加熱 20分後】
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焼き上がり~~♪(笑)
いやー,紙ひもから湯気がたっている姿,結構笑えます…(苦笑)。
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こちらホワイト。真ん中の写真は比較のためもとのホワイトテープを乗せて撮影。
かなりホワイトには色がのってきたけれど,オーブンの焼きムラが気になる。
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こちらは茶色。上に比較用の元のテープを配置して撮影。こっちも色がついてきたのがわかるようになってきた。おまけにツヤが出てきている??
ただ,こちらも焼きムラがある。

【焼きムラをぼかすために角度を変え200度で10分再加熱】
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かなりいいかんじでムラがなくなりました。
ただ,ビニールの焼けたような匂いは気のせいじゃなかった…。う,うう…なんか気持ち悪くて頭もクラクラするような気がする…(;´Д`)アワワワワ。
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よく観察してみると,ボンドを使ったところが部分的にこげていることが判明。
固くなったのも気のせいじゃなかった。結果,ものすごく固くなっている。柿渋並み。
うーんそうか,紙ひもは熱を加えると固くなるのね。これは新発見だわ。

≪ まとめ ≫
・ホワイトは加熱しすぎたかな?
150度,40分くらいで薄いアイボリーくらいにするのがちょうどいいかも

・茶色は200度で20分,角度を変えて10分再加熱くらいがベスト??

・茶色はかなりいいかんじの色になり,ツヤもすこし出て,かなりの強度が増した。
これって…もしかしたらニスの代わりになるかも!?Σ(゚Δ゚*)ウォッ!

※留意点1 … ボンドの部分だけよく焦げるので,ボンドの汚れは厳禁
※留意点2 … 焼くとき,もしかしたら有毒ガスみたいなものが出る?? 健康の為換気は必須

≪ 後日談 ≫
その後、もっとよく観察してみると、硬くなったのは主にボンドの部分であることが判明。
縁にボンドをたくさんつかっていたことにより、縁部分が強化され、少々踏んでもびくともしなくなったようだ。これは確認のため、ボンドをまったく使わずに作った作品と、ボンドを使って作った作品とを同時に焼いて比較する必要があるかも。


以上,役に立ったのか役に立たなかったのかイマイチはっきりしない実験でした。
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by satoka07 | 2006-05-22 16:14 | いろいろ実験 | Comments(12)

洗濯機再び

前回の実験「洗濯機に入れてまわしてみる」ではまずまずの成功を収めたので,その応用編として以前から作ってみようと思っていたバッグを作ってみることにした。
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使用した紙ひもはハマナカ・エコクラフトテープ(こげ茶)。うーん高級…。
バッグなのでかなり使用するかな?と約10mを半分に裂き,きっちりと巻く。
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前回と同様,子供の体操服の巾着に入れる。

標準コース(46分),洗剤大匙1杯くらいでスイッチオン。
で,こちらが洗い終わったところ。
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洗ったエコクラフト近影。
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少し濃い目の色を使ったのだが,そんなに色落ちはしていなかった。
端の部分,今回たくさん小分けにしたテープが摩擦したのか,少し毛羽立って色落ちしている。

でも,手触りは前回の実験とほぼ同様。
しなやかに,さらさらした手触り。うんうん,これこれこれ…
少し心配していた色落ちもなく,ほかの洗濯物も大丈夫のようだ。

…………あ。Σ( ̄□ ̄;)
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とと,とーちゃんの下着用Tシャツが………。アワワワワ…( ̄□ ̄;)。

すごく不思議なのだが,そのほかの洗濯物は無傷でした。
でも,さすが工業用の染料を使っているせいか,漂白剤に1日つけてもビクともしない(;´Д`) 。
入れていた巾着にも少し色がついていたのだけれど,もともと柄の多い布地なので汚れはほとんど気がつかない程度でした。ε=( ̄。 ̄;) あぶねーあぶねー。

で,そんなこんなで作りたかったバッグもようやく完成。
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W30cm×D10cm×H30cmくらいかな。結構小ぶりに仕上がりました。
完全に乾燥したらニスを塗ってしっかりさせたらもっといいかもしれません。
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by satoka07 | 2005-12-02 13:33 | いろいろ実験 | Comments(7)
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11月5日快晴。気温17度くらい。いつかやろうと思っていた実験「洗濯機で紙ひもを洗ってみる」を実行。
まず,6本どりのナチュラルクラフトテープ(ノーブランド物)を上のようにきっちり縛る。
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次に,ばらばらになってほかの洗濯物にからまって大変なことにならないように巾着袋に入れる(子供の体操服袋…すまぬ,娘よ…)。
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洗濯機(全自動洗濯機・ちなみにメーカーはナショナル)に入れて「標準コース」でスイッチポン。
洗剤(大匙1杯くらい)を入れて40分。ほかの洗濯物と一緒にふつうに洗ってみる。

う~~ん,どうなるんだろう…。
1本1本ばらばらになるか…。ボンド同士が張り付いて紙ひものかたまりになるか…。
それとも想像もしない大変なことに……(ドキドキ)。
まさか洗濯機が壊れるなんてことにはならないとおもうのだが。

で,脱水も終わって巾着から出したところ。
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想像していたものより案外フツーじゃん。こちら近影↓
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若干,白っぽくなった……かな……。
あと,手触りがサラサラ!Σ(゚Δ゚*)ウォッ!
意外と,1本1本はバラバラにならずにちゃんと形が保たれてました。
で,一番思ったのは普通に水につけるよりも手触りがサラサラ。
これが,ふつうに水につけるだけだったらボンドが染み出してべたべたになるのだが。
サラサラの状態のままで,ひもに十分コシが出ているのでこういうものを作ってみました↓
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作った直後はひもがヒョロヒョロでかなり心細いかんじがしたので,しっかり乾かした後に補強もかねて水性アクリルニス(ゴールデンオーク)を塗る。
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デザイン参考文献:Lyn Siler "HANDMADE BASKETS"
これ,曲線使いの作品に使えるかも…。

あ,ただし,濡れた状態で作成するので当然ボンドは使えません( ̄▽ ̄;)。
これが一番の難点かなぁ…。普通に濡らすだけだったらボンドが染み出して押さえるだけでひっついてくれるのだが。洗剤でほどよくボンドが抜けちゃったせいか,ボンドは使えませんでした。

ちなみに,一緒に洗濯した洗濯物はまったく異常もなく普通に乾いてくれました(笑)。みなさんもよかったらぜひ。

【おまけ】
今日できたばかりの新作です。
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私が今まで作った作品の中では最大の収納ケースです。W45cm×D30cm×H40cm。
トールペイント,仕上げ,かごの作成,補強,ニス塗り,金具の取り付け…すべてに莫大な時間がかかってしまった。
Tolepaint designed by.加藤幸子「ベイントクラフトvol.33」より(アレンジ作品)
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by satoka07 | 2005-11-18 15:17 | いろいろ実験 | Comments(9)

液体ゴム

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先日,東急ハンズに行ったらものすごく面白そうなものを発見。
その名も「液体ゴム」。
水溶性で,水に溶けるけど乾燥したらゴムになるらしい。
うーーーん,これはぜひ購入しなければっ!!
約1300円くらいだったかな?カラーも色々あって,確かピンクとかイエローとかもあったと思う。クリアはこの容器がべっこんべっこんに曲がっている一本しかなくて,「安くしてくれないかなぁ…」と思いながら定価で購入。

で,前回作ったスリッパの鼻緒部分に,これを使ってみることにする。
実は何回か履いて試してみたのだけれど,やっぱり鼻緒の部分が肌に擦れてとても履けるレベルじゃないほど痛かったのだ。ゴムで少しは痛さが緩和できないか…?

ということで9/21 PM1:00 天気;曇り,気温25℃ 実験開始。
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フタをカパッとあけて筆でとってみるとこんなかんじ。
サラサラ。硬さはヨーグルトみたい。無臭。

濃度を薄くしたかったら水に薄めて使用すればいいのだけれど,今回は厚みを出したいので水に薄めずそのまま塗ってみる。
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鼻緒の内側に2・3回に分けて塗ってみる。
意外と早く乾いてゆく。塗ってゆくはしから透明になってゆくかんじ。
透明になった直後を触ってみると,ゴム特有の,あの”ペタッ”とした感触。
うーん,なかなかいいじゃないの…。

同日,二時間半後。(9/21 PM3:30)ほぼ完璧に乾燥する。
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完全に無色になっている。無臭で,肌触りはやはり最初に触った時と同様にゴムの手触り。
実は鼻緒の表側には,水で薄めた液体ゴムを塗っておいたのだが,薄めたゴムの感触もしっとりして手触りが良い。

履いてみる。よくわからない。
歩いてみる。……お。だいぶ痛くなくなってる♪♪
これなら歩けるな,くらいに肌触りが改善されている。おまけにゴムだから滑りにくいし。

うん,これはなかなかいいですな。便利だ便利。
本当は鉢カバーの内側などに塗って,紙ひもに耐水性を持たせることができないかな?と購入したものなのだけど,説明書には「長時間水にぬらすと白濁したり劣化します」と書いてあったので耐水性を持たせるためには有効ではないかもしれないが,こういうちょっとした肌の当たる部分に使ったり,作品の底の部分に滑り止めとして使うには大変有効なのではないかと思う。

問題は耐久性と親和性だな。
しばらくこれで使ってみて,ゴムの部分が紙ひもから剥離しないか様子を見てみることにする。
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by satoka07 | 2005-09-22 09:11 | いろいろ実験 | Comments(13)

柿渋考 ~その2

前回の実験「柿渋考 ~その1」には実は続きがあって,バッグと一緒に,キッチンバスケットにも柿渋を塗ってみた。弁柄を入れないものも作ってみなければ話にならないよね,と。
もとが,このごく普通のナチュラルテープで作成したキッチンバスケット。
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これに,柿渋:水=1:1を塗ってみた。
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…って,全然変わらないじゃんっ!∑( ̄[] ̄;)
二回目を塗るときにはちょっと柿渋の濃度を濃い目にして塗ってみたのだけど,はっきりいってクラフトテープが濡れているようにしか見えない。なのに臭いし(号泣)。

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で,気を取り直してもうひとつ,よく似たカゴにバッグと同様,柿渋:水=1:1 +弁柄少々で塗ってみる。やっぱりこっちのほうが「塗った!」っていう気分になるわ…。
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弁柄を入れたものと入れないものでの塗った直後の比較はこんなかんじ。

で,後から色々調べてみると(←先に調べろよ…),どうも一ヶ月くらい置いておくと色がついてくるらしい。
今現在で約半月たったのだけど,なんとなく…色がついてきたような…気が…する…?(ビミョー)。写真では変化があまりわからないかんじなので,このご報告は1ヵ月後に。

ちなみにすでに強度はかなりついてきてます。ガッチガチ。
防虫効果もあるらしいし,これは収納ケースなどに使えるかもしれません。
…でもやっぱり臭い…(T▽T)。
今,観察するのに耐え難くなってきて思わず「ファブリーズ」をふりかけてしまった(爆)。
でも…でも,柿渋のにおいとファブリーズ・やさしく香るの香りがあいまって,
すすすすごい臭いに~~~~!!!!(T▽T)
ひー誰か助けてぇぇぇぇ…。
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by satoka07 | 2005-07-30 21:36 | いろいろ実験 | Comments(3)

柿渋考 ~その1

そもそもの始まりは,長い間行ってなかった近所のホームセンターに,久しぶりに立ち寄ってみたときのことだった。
以前は高くてあまり品数のなかったニス類が…いつもと違う。
ん…?んんん…!?と見てみると,籐製品専用のニスが置いてあった。
「へ~~,こういうのがあるんだ…」と,ふと上を見上げたその瞬間。

漆…という字が飛び込んできた。そこで一気に瞳孔が拡張する。

なんとそのコーナーには漆やにかわ,柿渋はもちろんのこと,弁柄や胡粉まである。
思わず顔が紅潮し,動悸がしてくる。
漆…やりたい,塗ってみたい,作ってみたい~~~~!!!!(熱狂)
が,漆は肌の弱い人は完成品でもかぶれると聞いたことがあるので,恐ろしくなって柿渋でこらえてやることにする(←だめじゃん)。
ついでに,弁柄(べんがら)も購入。柿渋にこれを加えることにより,赤みと深い茶色実が増す…はずだ。そこでは弁柄にも2種類置いてあって,より渋めの色だった東洋赤という色を購入。

で,本日,さっそく実験開始。7月14日AM10:30, 気温25度,湿度;ふつう,天気;うす曇り
まずはサンプルを用意。
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ごく普通のナチュラルのバッグ。持ち手は兎屋さんから頂いた「ひらり」使用。
用意万端整えて…
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柿渋投入!
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大匙1くらいかな。説明書には1:1で水で薄めるといいと書いてあるので水を同量加える。
なんだかしょうゆみたい。すごくサラサラ。ふ~ん…。
そこで発見。
すすすすすごいぃぃぃ…においが…すごいぃぃぃぃ…(悶死)。
これは…あれだ,腐った牛乳の匂い!いや,それでも柔らかい表現かもしれない。
う●ことゲロと腐った牛乳に,しょっつるを仕上げに入れて発酵させたような…。

そこに,ひるみつつも弁柄を小さじ1/4くらい投入。
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テンペラで混ぜようとしたら,なんということだ,その部分がシュパーーーッと黒くなる。
…そうだ,そういえば柿渋は鉄に反応するって書いてあったな…。
慌てて木のへらで混ぜた後,結局刷毛でぐるぐる混ぜるだけでいいことが判明。

で,塗ってみる。
水性アクリルニスと比べて,乾燥するという心配はなさそうなのでゆっくり丁寧に出来る…って,できない!
恐ろしい臭気があたり一面漂いまくり,部屋から離れた廊下にいた旦那が「くさいっっっ!!!」と叫びながら走ってきた…くらいすごい香りで,とてもゆっくり作業できるものじゃないという…。
あ,でもサラサラしているので塗りやすいしムラニなりにくいので塗る作業自体は水性アクリルニスよりも簡単だと思う。
で,これが完成品。
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心配していた通り,バッグにもいい香りがついてます…(爆)。
とにかく日にさらして臭気をとることにする。色も変化してくるだろうし。
弁柄を入れることによって,ずいぶん赤くなった。これがもっと濃い色に変化してゆくのかな…。
手触りはサラサラ。
私はニスのべたっとしたかんじがあまり好きでないので,手触りや塗りやすさでは断然こっちのほうが好きだった。

………しかしこの匂いがなぁ…。しっかり昼ごはんは食べられたけど,その日頭を染めようと思っていたのはやめにした。もう臭い匂いはしばらくにおいたくないぞ…。
もしもこの記事を見てチャレンジしてみたいなぁと思った方は,屋外で作業し,次の日くらいまでそのまま天日干しされることをお勧めします…。

《明日に続く》
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by satoka07 | 2005-07-14 21:52 | いろいろ実験 | Comments(7)
水に漬けてみる。の実験結果とまとめ。

【水から引き上げて3日後(5/8)】
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・乾くとボンドも固まって,そこそこ強度が戻っているが,強く引っ張るとすぐに外れてしまうので実用で使えるかどうかは疑問
・テープそのものは,端がほつれていなければ少し固いけど再利用可。全く問題なく使えると思う。
・④の石畳編みはガキガキに固まっている。以前より強度が増している。


《今回の実験 ~まとめ~》
・ クラフトテープが濡れた後乾いたら,全体的にテープは硬くなるので,形崩れを防ぐためには使い方によっては有効かも
・ 濡れている状態だと,平編み,三つ編みをするのがすごくやりやすい。乾いた後も形がかっちり固まり,綺麗に仕上がっている。
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・ ボンドでの接着は水にぬらすとだめになる。水に浸して5分後にはボンドがふやけて接着力を失ってしまう

⇒ 以上の結果を統合すると,防水に一番強いエコクラフトを作るには「ハマナカエコクラフトテープで作った,できるだけボンドを使わずに石畳編みで作った作品。水による色落ちは心配しなくても大丈夫」ということになるかな…。
ただ,ノーブランドの紙紐にもいろんなメーカーや種類があるので,これが全てというわけではないかもしれない。

《今回の実験 ~反省点~》
やはりボンドが耐水性には大きく影響しているようなので,次の実験ではボンドについて重点を置いたほうがよいみたいだ。
ボンドをつけて放置した時間,種類,量など,もっと細かく決めて実験するほうがいい。他の種類の接着剤も同時に試してみると面白いかもしれない。


---- 付 記 ------
後日,色の濃いカラーテープ(ノーブランド・青紫)を大量に(4本どりを10メートルくらい)水に漬けてみたところ,漬けていた水の色が水色に変わっていた。今回の実験ではテープが少量だったので気がつかなかったが,大量に水に漬けると色落ちしていることがよくわかった。もしも水に漬けて何かしようと思っている方はご注意ください。
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by satoka07 | 2005-05-09 08:48 | いろいろ実験 | Comments(6)

手芸用の紙バンドで日々作っています


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