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柿渋考 ~その2

前回の実験「柿渋考 ~その1」には実は続きがあって,バッグと一緒に,キッチンバスケットにも柿渋を塗ってみた。弁柄を入れないものも作ってみなければ話にならないよね,と。
もとが,このごく普通のナチュラルテープで作成したキッチンバスケット。
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これに,柿渋:水=1:1を塗ってみた。
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…って,全然変わらないじゃんっ!∑( ̄[] ̄;)
二回目を塗るときにはちょっと柿渋の濃度を濃い目にして塗ってみたのだけど,はっきりいってクラフトテープが濡れているようにしか見えない。なのに臭いし(号泣)。

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で,気を取り直してもうひとつ,よく似たカゴにバッグと同様,柿渋:水=1:1 +弁柄少々で塗ってみる。やっぱりこっちのほうが「塗った!」っていう気分になるわ…。
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弁柄を入れたものと入れないものでの塗った直後の比較はこんなかんじ。

で,後から色々調べてみると(←先に調べろよ…),どうも一ヶ月くらい置いておくと色がついてくるらしい。
今現在で約半月たったのだけど,なんとなく…色がついてきたような…気が…する…?(ビミョー)。写真では変化があまりわからないかんじなので,このご報告は1ヵ月後に。

ちなみにすでに強度はかなりついてきてます。ガッチガチ。
防虫効果もあるらしいし,これは収納ケースなどに使えるかもしれません。
…でもやっぱり臭い…(T▽T)。
今,観察するのに耐え難くなってきて思わず「ファブリーズ」をふりかけてしまった(爆)。
でも…でも,柿渋のにおいとファブリーズ・やさしく香るの香りがあいまって,
すすすすごい臭いに~~~~!!!!(T▽T)
ひー誰か助けてぇぇぇぇ…。
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by satoka07 | 2005-07-30 21:36 | いろいろ実験 | Comments(3)
さすがに,発売中のキットでも「ここはこうすればよかったんだな」とか「これはこうするだけでよかったんだ」というところが出てくる。
ナナメカットにする収納ケースというのは,サイトを立ち上げた当初から,ずっと私のメインテーマだった。こちらがそのファイルケース。
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当店でも1・2を争う人気商品なのだけど。
でもこのナナメの部分,このファイルケースの場合はある意味「ごまかし」をテクニックにして完成させたもの。
ずっと正攻法で攻められないか…と考え続けていた。
で,考え続けて作り続けていくうちに,ようやく…やっと,正解を見つけた。
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こちらがそのファイルケースの進化版。
上の写真と大してかわりがないように見えますが,実は斜め部分の処理方法が全然違います。
夜中にそのアイデアがひらめいたときには興奮して眠れなかったです…(苦笑)。

こうなんだ。
これが,正解。

正攻法で作るという難問が解決できたら,あれやこれやと応用できることをさらに発見。
…正直,すっごく嬉しい。

こんなささやかな文庫本のBOXひとつにも,ぢつは管理人の血と汗と涙が詰まっています。
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by satoka07 | 2005-07-26 21:51 | Comments(2)

柿渋考 ~その1

そもそもの始まりは,長い間行ってなかった近所のホームセンターに,久しぶりに立ち寄ってみたときのことだった。
以前は高くてあまり品数のなかったニス類が…いつもと違う。
ん…?んんん…!?と見てみると,籐製品専用のニスが置いてあった。
「へ~~,こういうのがあるんだ…」と,ふと上を見上げたその瞬間。

漆…という字が飛び込んできた。そこで一気に瞳孔が拡張する。

なんとそのコーナーには漆やにかわ,柿渋はもちろんのこと,弁柄や胡粉まである。
思わず顔が紅潮し,動悸がしてくる。
漆…やりたい,塗ってみたい,作ってみたい~~~~!!!!(熱狂)
が,漆は肌の弱い人は完成品でもかぶれると聞いたことがあるので,恐ろしくなって柿渋でこらえてやることにする(←だめじゃん)。
ついでに,弁柄(べんがら)も購入。柿渋にこれを加えることにより,赤みと深い茶色実が増す…はずだ。そこでは弁柄にも2種類置いてあって,より渋めの色だった東洋赤という色を購入。

で,本日,さっそく実験開始。7月14日AM10:30, 気温25度,湿度;ふつう,天気;うす曇り
まずはサンプルを用意。
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ごく普通のナチュラルのバッグ。持ち手は兎屋さんから頂いた「ひらり」使用。
用意万端整えて…
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柿渋投入!
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大匙1くらいかな。説明書には1:1で水で薄めるといいと書いてあるので水を同量加える。
なんだかしょうゆみたい。すごくサラサラ。ふ~ん…。
そこで発見。
すすすすすごいぃぃぃ…においが…すごいぃぃぃぃ…(悶死)。
これは…あれだ,腐った牛乳の匂い!いや,それでも柔らかい表現かもしれない。
う●ことゲロと腐った牛乳に,しょっつるを仕上げに入れて発酵させたような…。

そこに,ひるみつつも弁柄を小さじ1/4くらい投入。
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テンペラで混ぜようとしたら,なんということだ,その部分がシュパーーーッと黒くなる。
…そうだ,そういえば柿渋は鉄に反応するって書いてあったな…。
慌てて木のへらで混ぜた後,結局刷毛でぐるぐる混ぜるだけでいいことが判明。

で,塗ってみる。
水性アクリルニスと比べて,乾燥するという心配はなさそうなのでゆっくり丁寧に出来る…って,できない!
恐ろしい臭気があたり一面漂いまくり,部屋から離れた廊下にいた旦那が「くさいっっっ!!!」と叫びながら走ってきた…くらいすごい香りで,とてもゆっくり作業できるものじゃないという…。
あ,でもサラサラしているので塗りやすいしムラニなりにくいので塗る作業自体は水性アクリルニスよりも簡単だと思う。
で,これが完成品。
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心配していた通り,バッグにもいい香りがついてます…(爆)。
とにかく日にさらして臭気をとることにする。色も変化してくるだろうし。
弁柄を入れることによって,ずいぶん赤くなった。これがもっと濃い色に変化してゆくのかな…。
手触りはサラサラ。
私はニスのべたっとしたかんじがあまり好きでないので,手触りや塗りやすさでは断然こっちのほうが好きだった。

………しかしこの匂いがなぁ…。しっかり昼ごはんは食べられたけど,その日頭を染めようと思っていたのはやめにした。もう臭い匂いはしばらくにおいたくないぞ…。
もしもこの記事を見てチャレンジしてみたいなぁと思った方は,屋外で作業し,次の日くらいまでそのまま天日干しされることをお勧めします…。

《明日に続く》
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by satoka07 | 2005-07-14 21:52 | いろいろ実験 | Comments(7)

ところで皆さんは

泣きながら紙ひもを編んだことってありますか?

私,ないです。
考えてみると,そういう経験したことないです。
以前,このかごを編んでいるときには吐き気を催したことはあるんだけれど。
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編むという作業は私の場合その時の心の状態を表すようで,心が荒んでいるときには編み目も粗くなります。
そもそも,カゴやらバッグやらつくろうかという気力すら湧かないのだけれど。

でも。
泣くほど追い詰められた状態で編んだことがない=紙ひもの修羅場を経験したことがないというのは,まだまだ私は経験浅いんだなぁと気づいて。

もちろん,楽しく作る,楽しく作れる…というのが大前提なのだけど。

真木雅子さんという,籐工芸の作家さんがいらっしゃるのですが,その娘さんが母の作品展に寄せて書かれている記事を,先日偶然発見。
こちら

だめだ…私,泣きながら精進しないと,だめだ……。
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by satoka07 | 2005-07-12 21:45 | Comments(2)

手芸用の紙バンドで日々作っています


by さとか