膠の実験(その3)

というわけで,実験の結果とまとめです。

◆ 木工用ボンドと比較した場合の接着力の比較

こちらは,濃い膠液を使って,以下のように三種類作って比較してみました。
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・ 木工用ボンド
・ 膠液1(湯煎にかけて膠を溶かした後,すぐに使用した場合)
・ 膠液2(1を一日置いて完全に固まった後,再び湯煎で溶かして再利用した場合)

この状態で24時間(膠液2は12時間)放置。

【固まる時間は?】

24時間後,ぺりっと手で剥がしてみました。


どれも…難なく剥がせました(爆)。

最初,力を込めていたのですが…想像よりもずっと簡単に…スカッと。

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はっきり言ってこれは……接着していません
紙バンドに膠液が全く浸透していない。

ただちょっと意外だったのですが,木工用ボンドと接着力は似たようなものでした。
木工用ボンドだったらもう少し剥がすのに力がいるかな??と思っていたのですが,これくらいの木工用ボンドの量だったら,こちらもあっけなく剥がせました。

ただ,クラフトの作業が続けられる程度まで接着する時間は,木工用ボンドの方が断然早かったです。


【ビーズなどが膠で紙バンドに接着できる?】
濃い膠液,木工用ボンドを原液のまま塗布後,ビーズを上からふりかけて放置。

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両方共よく接着しています。
表面のビーズを指でガリガリやっても,かなり力を入れない限りとれませんでした。
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ただ…この写真でわかるかな?
膠の方は,うすい黄色が乗ってしまいました。
使用した紙バンドは兎屋さんの「すみ」なのですが,黒系でもやっぱわかっちゃいますね~。

◆ 膠を全体的に塗った時の表面の変化と強度

【ニス代わりになったり,強度の補強にならないか?】
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薄い膠液を全体的に塗布した場合は,色もわからなかったです。
でも…光沢もほとんどみられない(^^;)。
光沢ならボンドのほうがずっと光沢がありました。水性アクリルニスと同じくらい。

で,強度は「すこぉぉぉし,強くなった…?」くらいかな…(^^;)。
石畳編みの時の,水通ししたくらいと同程度の強度かも。


というわけで…結論。

今のところ…とりあえず,ニカワを使ってこのクラフトをする必要性は感じませんでした。
ま,一度は膠というものを実際に体験したかったので,それはそれでよかったのですが。


【オマケ】
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で,こちらは二日目の余った膠で作ってみた小さい小物入れです。
ここまで作ったらボンドが尽きました。
相当大変だったのですが,作れないことは…なかったですよ(^^;)。
で,二日目のほうが接着する時間が短かったです。
接着力も強い感じ。
水のとき方,温度の管理…もう少し研究すれば,木工用ボンド並に…使える接着剤かもしれません。

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残り,木工用ボンドで最終的に仕上げたもの。
ちょっぴりカントリー風に。
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コーヒーフレッシュ入れとして家で使う予定。
あーしかしほんと,今回の実験は相当疲れました_| ̄|○。
何気にあまり収穫もなかったし。

…ま,珈琲でも飲んで…次,頑張りますか…(笑)。
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by satoka07 | 2010-03-24 20:32 | いろいろ実験

手芸用の紙バンドで日々作っています


by さとか