なんちゃって籃胎漆器を作ろう! (その5・最終回)

悩みに悩んだ末,塗りムラが気になる「外側」だけ実験を続行することに決定。
b0025301_10563017.jpg

これに,耐水ペーパーでヤスリがけしたものがこちら↓
b0025301_1057547.jpg

塗りをはがし過ぎないように細心の注意を払いながら作業。
これでもう後にはひけなくなりました(笑)。
b0025301_1057534.jpg

仕上げ塗りで透明の漆を塗ったところ。
透明の漆は塗りムラが出ないので一番塗りやすかった。
裏と表を比較してみると,やはりもう一段階厚く塗っている裏側のほうが,微妙に強度があるような気がする。見た目もほとんど変わらないが,裏側のほうが微妙に透明感がある。

というわけで,ここで作業完了!!!
本当はこのあとコンパウンドで磨きをかける作業をする予定だったのだけど,もう,じゅーーーーぶん,ピカピカになっています。これ以上はいらんだろう…

ということで,最終的に完成したのがこちらです。
b0025301_1103392.jpg

作業している途中,「そういえばこういうこともできるんだ…」ということに気がつきました。
b0025301_1124430.jpg

完全に耐水性。
紙ひもで作った器に花が生けられている…。
苦労が多かった分,感無量でした。

≪実験結果まとめ≫
・今回は柿渋で素地固めをしたけれどもうひとつ強度が出なかったので,次回は漆+ペイント薄め液でやってみたらいいかも

・最大の困難が付きまとった「目止め」。これはもっと研究する必要あり。たぶんとの粉に柿渋を混ぜなくても,普通の水で充分かもしれない。目止めは1回だけにし,その分やすりがけを丁寧にした後うるしの下地剤を塗ったら大丈夫なのでは??

・今回は「黒→赤→赤→透明+黒→透明」と6回も塗ったけど,最初の素地固めで黒を使った後,「赤→赤→透明+黒」の3回で充分かも。

・今回の器はそんなに大きいものではなかったのでなんとかなったけど,もう少し大きいものだともっと大変だろうと思われる。これは練習をつんで慣れるしかないか…。

・こうやって改めて持ってみると,6回も重ね塗りしている割には本当に軽い。次回の実験では作業前と後でどのくらい重さの変化があるのか記録してみよう…

ちなみにこの実験,下調べに約一ヶ月,実験は少しずつ作業しながらほぼ毎日10日間,材料と道具代で約1万円くらいかかっています。
これが本物の漆だったら………(;´Д`) ガクガクブルブル。

なるほど,お店においてある本物の漆の器が高いわけだ。
by satoka07 | 2006-06-16 11:00 | いろいろ実験

手芸用の紙バンドで日々作っています


by さとか