先日,ぽんやりと長谷川正勝著「籐工芸の世界」を読んでいると

……んん!?

∑(゚ロ゚〃)ハッ!あ,網代編みだわ…と,気がつく。
前述の「籐工芸の世界」によると,
亀甲網代編みは鉄線編とも呼ばれ,扁平な材料の編み方としては最も難しい技法のひとつです。(中略)亀甲網代編みは英語ではマッドウィーヴ(mad weave)と呼ばれ,その名の通り難しくて気が狂いそうな編み方です。
とある。
ほほう…これはやっぱりあじろアミラーを自称する人間としては,マスターしないわけにはいかないでしょう( ̄▽ ̄)。
しかし…これが網代編み??
どー見ても六つ目の変形みたいなかんじがするけど…

こんなかんじの編み方なんですが…。
エコファンの方なら「和風を楽しむエコクラフト かごとかご雑貨」でおなじみかな?こちらの本では鉄線編みとして紹介しています。
色々試行錯誤すること2日。
「Nを探して行ったり来たり戦法」という非常に怪しい技を使ってなんとかここまで作りましたが,難しい上に非常に作りにくい。
厚いんだよ,紙バンド!!!(`皿´)ムキー

というわけで,以前練習用に購入して細く1センチ幅に切っておいたファイバークラフトで練習。ファイバークラフトについては
こちらをご参照ください。
これは正解でした。
この編み方,表だけでなく裏も大事で,ファイバークラフトはこの点裏がかすかに透けて見えるので間違いを見つけやすく,薄くてほどよく硬さなので編み方を理解するのに非常に適してました。
慣れると…すっごく面白い!!!(≧∇≦)
思わずサルのように編み続けてしまいました(爆)。

確かに網代編みでした…しかも律儀に三間あじろ編み…。
すごー…この編み方を考えた人,天才ですね。

せっかくここまで編んだので,廊下のライト↑のカバーにすることに。

ファイバークラフトは水に濡らすと形を記憶し,それなりに強度もある性質を利用。水に濡らして形をつけた後,上の部分は濡らして折り曲げると縁に変身。上からかぶせるだけの着脱可能なものにしました。

で,完成したのがこちらです。

編み目近影。
ああ…いいなぁ,この編み目。
シンプルで複雑。すごく好きかも…。
今回は平面でしたが,亀甲あじろ編みで立体ものはまた次回。
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おまけの問題。
上から3枚目の紙バンドで作っている写真。
間違いが3箇所あります(爆)。
どこが間違っているか分かるかな???(笑)
でももっとよ~~く探すと,実はもっとあったりして(爆)。